アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
僕の期待
-
「ベッドのところでカーテン閉めて塗れば平気じゃない?」
「そっか。そうしよう」
克樹君が救急箱から、傷薬の塗り薬を取りだしました。僕はティッシュボックスを持ってベッドへ行きました。
「なんでティッシュ?」
と克樹君もついてきて言いました。
「ベッドのところになかったから」
「じゃなくて、何に使うの?」
「……」
「何か期待してた?」
僕は、最初から期待していたので、恥ずかしくなりました。
「克樹君だって。さっき、廊下でアンアン言って、サカってたくせに」
「言ってないだろ」
「気持ちよかった?」
「うん」
ああいうことすると気持ちいいんだあ? と想像してワクワクしました。
でも、僕は、言いました。
「浮気だね」
「勝平に言われたくないなあ。だって、勝平は、俊也先生と……」
墓穴を掘りました。
「ああー、それはなしー」
「なしじゃないよ、同じことだろ」
「ごめんね?」
「いいけど。どうせ俊也先生より、俺のが勝つから」
「ほんとぉ?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
112 / 191