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70、熱*
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振り返って、恭を壁に押し付ける。
「あれって、こういう事してもいいってことだよな・・・」
「・・・ん・・・」
浴室の中は出しっ放しのシャワーの音と俺たちのキスの音だけが響いいた。
「・・・ぁ・・・んぁ・・・んふ・・・」
もう溢れ出した唾液はどちらのものとも区別がつかない。唇を顎を伝って首筋にた伝わせる。
「・・・ぁは・・・ぁ・・そこ・・・だめ」
「へぇ・・・首筋弱いんだな。覚えとくよ」
耳許で囁いて、名残惜しかったが、恭から離れる。
恭には半分恐怖の色が滲んでいた。俺が教えたいのは、伝えたいのは、そんなものじゃない。
「圭ちゃん・・・?」
ほらちょっと声が震えてる。風呂用の椅子に座り直す。
「洗ってくれるんじゃねぇの?」
「う、うん」
恭は戸惑っている。ちゃんと説明しておかねぇとな。
「恭が頑張って誘ってくれたのは嬉しかったよ。でも怖いの半分だったろ?」
俯くのが振り向かなくても分かる。
「でも、俺は恭に気持ちいいことだけ覚えて欲しいんだ、だからゆっくりでいいんだ」
「・・・ゆっくり?」
「そう、ゆっくり」
「うん、そっか、ゆっくりか」
恭は背中を流し始めた。
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