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「────分かったよ」
普段の僕なら絶対に了承なんてしないのに、蓮の馬鹿が移ったのかもしれない。
彼は窓枠に片足を掛け、精一杯僕に腕を伸ばし手を差し伸べた。
出会った頃は小さかった彼の手はいつの間にこんなに大きくなったんだろう。
伸ばした僕の手は蓮の骨張った大きな手に力強く掴まれ、僕の心臓がどきりと大きな音を立てた。
……変なの。もう何度もセックスだってしてるのに今更……。
「いいか雅。いち、にの、さん!で思いっ切り飛べよ?」
「……うん」
迷いのない誠実な真っ直ぐした瞳。彼は出逢った頃と何一つ変わってない。
例え誰に抱かれようがその瞳は濁りもせず、彼だけ持ち得ている輝きを保っていた。
一目見て僕が欲しいと思ったもの。壊したいとも思ったもの。
それは今でも彼の中にある。
「じゃあ引っ張るぞ?いち、にの、さん───!!」
「っ───!!」
足元の木を思い切り蹴り込めば僕の身体はグイッと引っ張られ、それはほんの一瞬。
宙を飛んだような錯覚すら覚えた。
「うわっ…!!」
「い──ってて…」
"ドシンッ!"と少し痛む振動が身体に伝わって僕はすぐに周りを見渡した。
すると見渡す限りの……布団?
「ここ…布団部屋?」
「ああ。布団がクッションになったから音もあんまり立ててないだろうし、多分伊月達もまだ気付いてない。今なら……っなんだよ…!?」
僕を抱きとめた蓮の顔がすぐ側にあり、胸がざわついて落ち着かない。
どうしたんだろう?僕、なんかおかしい。
「蓮……」
僕は本能のまま彼を押し倒し、膝で股を割ると蓮の太腿に体積を増して固くなった陰茎を押し付けた。
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