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蓮視点
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雅の妖艶な笑みに目を奪われる。
幾度となくそんな事はあったが、今夜の彼は別格だった。
俺の上に跨がりうっとりした表情で口元を浅く笑む。
スッと伸びた指が俺の喉元から鎖骨を伝い、胸の間を通って腹の筋肉を型どりながら滑り降りる。
俺の身体に巡らせる視線。少し乱れた髪。ほんのり紅潮した頬。
全てが息を呑むほど綺麗だった。
……やっぱり俺が触れていい人じゃない。
ここの娼妓達の中でもこの人は特別な存在だ。
だけど、いくら頭ではそう分かっていても俺の身体は言うことを聞かない。
「……っ」
下腹部まで下りた指がいよいよ俺の熱に到達した。
掌が包み込むように陰茎に添えられ、雅は腰を少し浮かしてその先端を入口へと誘う。
これが終われば、俺達は変わってしまうんじゃないか。
ただの花魁と契妓の関係からもっと深く、底無しにどろどろとしたものになってしまう。
そしてどうなる?
その後の事は想像も付かない。
だったらせめて、俺は許される限り雅の側にいてこいつを守ろう。
こいつの望むままに応えよう。
心臓が破裂しそうな音を刻み、俺は目を閉じて自分なりに覚悟を決めた。
「…………蓮。」
心まで染み入るような優しい声が俺の名を呼ぶ。
それに応えて瞼を開けると、雅は俺を見て柔らかく笑っていた。
でも直後、それは淫靡に歪む。
「ぅっ───あ…ッ!…ん……っく…!」
下肢の中心が熱い場所に沈まり、俺はたまらず声を上げた。
だが溶けたソコはお構いなく、どんどん奥へと飲み込んでいく。
今まで味わった事のない柔らかい感触が包み込み、柔壁がひくひく動いては俺のモノを象るように締め付けた。
「あぁ……蓮の…おっきいね…。ゾクゾクする…ッ」
至極満足そうな声が上から降ってくる。
だが答える余裕なんて無い俺は奥歯を噛み締めて果てない様、その悦楽に必死で耐えた。
「動いても平気?」
「っ…ダメ…、イきそう…」
掠れた俺の声が切迫した状態を伝えると雅はまたクスッと笑い、細身だが引き締まった身体を見せつけるように背筋を正す。
なんでこいつは平然としていられるんだろう。
俺は初めてな上に相手が想いを寄せる人だから余裕がないのは当たり前かもしれないが、それにしても悔しい。
翻弄されるばかりの俺にだってプライドはある。
下半身のざわつきは相変わらずだが、俺は意を決して雅の熱に手を伸ばした。
はっきり言って自信の程は……ない。
「ぁ…っ」
軽くモノを握って亀頭の先を親指の腹で擦ると雅は躯をぴくんっと揺らした。
そして先端から透明な液を滲ませて摩擦を助長する。
何ともないって顔して…こいつも感じてるんだ。
そう思うと少しだけ緊張が和らいだ。
「悪い子っ…だね。もう待ってやらない」
「ぅ…ッ、……ッ……」
「あ…ん、あぁ……っイイよ、蓮のペニス、気持ちいい…っ」
優美に躯を上下させて艶めかしく腰をしならせながら声を洩らす。
確かに雅は教えるように見せつけて感じさせるように聞かせていた。
でも俺はそれをどれだけ吸収できるだろう。
雅を啼かせたい。雅を感じさせたい。
そんな男としての欲望で頭がいっぱいになっている。
「っ──!蓮ッ……」
「ごめん雅…!俺…あんたを啼かせたい」
「ひゃ…っ!急に動いちゃ…っ!あッ!あんッ!やっ、ダメ…!」
「ごめん、ごめん雅…!」
俺は上半身を起き上がらせて雅の下腿を抱えると思うままに下から何度も突き上げた。
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