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サーモスタット
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「んっ、んっ、潤……」
「こんな姿、潤に見られたら、どうしよう
ね? 勝手にお尻開発されちゃって、初々しい、一番、いいとこ俺に取られちゃって、悔しがるかな?」
「やめ、やめて」
「今さら後悔してるの? 本当は、潤は、そんなこと気にしないけどね。あいつは何も感じないから。悲しみも何も感じないんだ。サーモスタットが壊れてるからね」
「潤……」
僕は、潤を求めて、譲の快楽の責めから逃れるために、這いつくばりながら戸に手をかけて、戸を開けて外へ出ようとした。しかし、指かけがないので、引き戸は開かなかった。
「おや? 外へ出るの? いいよ。このまま、子犬みたいに、外に出ても。露出癖のある、ヨウ君」
「違いますっ」
僕は、戸から手を離した。
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