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譲と僕
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あっと思ったが、引きずりこまれた。
「待ってたよ」
譲は言った。
僕は、さっきの潤のように、とことん自己崩壊するほど壊されるのかと思い、恐怖した。
「怯えないでよ。親父と潤は特殊なんだ。俺は、あそこまでやらないよ。やれないよ。異常だろ? あれで外ではまともなふりをしてるんだからな。潤は、可哀相だけど、どうにもならないんだ。俺らの防波堤になってくれているし。潤がいなかったら、俺らとやってたかもわからないからな」
一瞬、譲がまともな人間に思えた。
だが、一瞬だけだった。
「ヨウ君、おしっこしたかったんじゃないの? 早く見せてよ」
僕は、我慢できなかったので、便器の蓋と便座を上げて、放尿した。
僕が水を流すと、
「あれ? もうおしまい? 大の方もでしょ?」
と言った。
僕は、かっと顔が熱くなった。
「いいです」
出ようとすると
「したいんでしょ? その辺で漏らさないでよ?」
「漏らしません」
「我慢するの?」
「便意も引っ込みました。見られながらなんて無理です」
と僕が言うと、
「しょうがないなあ」
と言って、蓋つきのバケツとオレンジ色のチューブのついた器具を出した。
まさか……。
僕が怯えて突っ立っていると、譲が、
「お尻出して」
と言って、僕の腰を左手で抱えた。
「何するんですか?」
「浣腸」
「いっ、いいです、普通に出します」
「じゃあ、して」
「譲さんは、外に出てくださいよ」
「仕方ないなあ」
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