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思い出す羞恥 caution
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「そっか。あの、お尻」
「あ、ごめん」
潤は、ウッドデッキの階段から地面に降りようとした。
僕は手を引かれて後に続いた。
「どこ行くの?」
僕は、不安になって、手を振りほどいた。
「ここで出しちゃいなよ」
地面に降りた潤が言った。
「ここって?」
「庭で」
「えっ?」
さっきのトイレでの感覚を思い出した。
あの時は、羞恥のあまり、何も考えられなかったけれど、あとからじわじわと、恥ずかしさがこみあげてきた。
汚れた液体をお尻の穴から吐き出した僕の姿は、どんなにぶざまだっただろう。
お尻を汚れた液体で濡らし、びちゃびちゃにして。
そんな姿を、人に見られてしまった。
脚を持ち上げられて、肛門から液を噴出する姿を、思いっきり見られた……。
幼児の排便のような恥ずかしい姿。
ぴちゃっと、はね返りが尻にあたる感覚。
じょぼじょぼという情けない音。
濡れた尻から、ぽたぽたと水の滴り落ちる感覚。
思い出すだけで、顔が熱くなった。
「どうしたの? おいでよ」
潤が、手をのばして誘った。
「恥ずかしい」
「大丈夫だよ。僕がついているから」
潤にも見られるのかと思うと余計恥ずかしかった。
でもトイレに戻ったら、また譲につかまるかもしれないし。
「いやっ」
「どうして? 平気だよ」
薔薇の花を鋏で切っていた大洗氏が、
「どうしたんだい?」
と聞いてきた。
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