アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
百合男子~flower~風side※過去編
-
昔から花は好きだった。
特に百合が好きで、良く買いに行ってた。
だけど3年前のあの日、フラワーさくらで偶然会ってしまった。
百合の花言葉「純潔」に相応しいピュアで純粋なあの子に。
――――――――3年前――――――――
「おばちゃんこんにちは。今日も綺麗な花揃ってますね。」
「あら風ちゃん今日も可愛いわねぇ!あたしも昔は風ちゃんみたいにモテたのよ!」
「アハハ…(男なんだけどな……)おばちゃんその話何回目?それよりあります?」
「ハイ分かってるわよぉ!百合でしょ!風ちゃんこの花好きねぇ。」
「はい。ぼ…私百合大好きなんです♪」
「ハイ、出来たわよ!えっと…1980円ね。今日は特別に1500円にまけてあげる!」
「本当ですか!?おばちゃんありがとう!」
「いいってことよ!それより早く帰ってやんな。花枯れちゃうわよ!」
「ありがとうございます。それではまた来ますね。」
「はーいまいどー」
他愛もない会話も済ませそのまま帰ろうとしたとき、花屋の外にいたある少年に釘付けになった。
ふわふわした栗色の髪
くりくりした大きな目
女の子と見間違えるような顔立ち
一目惚れだった。
それから3年の年月が経ち今目の前にその子にそっくりな子が甘えてくれている。
罪悪感が無いと言えば嘘になる。あの子に瓜二つだといっても恐らくは他人、この子を騙してる形になるが、ただ1つ胸を張って言えることがある。
この子のことが好きだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 32