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後輩の過保護。
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「あ、一応例の3人がよくいるコンビニ伝えておきますね。もしかしたら逆恨みでってこともあり得ますので。」
「おう…」
赤葦の過保護っぷりは相変わらずだ。
ちょっとは先輩として見ろ!こんにゃろう!!
と顔に少し出たが、赤葦はスルーである。
「あそこです。」
「あー…見事にたむろってんな…」
典型的なコンビニの前のチンピラである。
他に行くところはないのかよ、と心の中でツッこむ。
少し見ていると、1人が電話を掛けていたのかスマホをポケットに入れ、3人が走り出した。
「!?何かあるかもしれませんね。追ってみましょう。」
「えっ、マジで!?」
赤葦の突拍子な発想には驚かされる。
ただ、自分も気になるので追いかけることには否定しなかった。
3日前。
「ふ〜ん。よく出来てんじゃん。」
女子は飲酒をした2人と一緒にネットの掲示板を見ながら言う。
「つーか最高だねコレ!誰も疑わないんじゃないの?」
「もう学校来れないっしょ〜!」
他の2人もゲラゲラ笑って見ている。
「っていうか、お礼は…どうすんの?」
1人が少し不安そうに尋ねた。
「ああ、まあテキトーになんか奢ったりとか?あんま深く考えてなかったわ」
「なんとかなるんなら別にいいけど…」
しかし、なんとかなるという安易な考えはすぐに崩れるのだった。
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