アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
克服しようね(1/6)イケメン溺愛→平凡健気
-
「...ごめんな、陸。また...」
「気にしないで、動物学的には普通なんだよ、きっと。」
「陸っ...」
「俺はどんな潤もすきだよ。」
不甲斐ない俺をも受け入れてくれる陸は天使だ。陸、大好きだ、愛してる。
だから、こんな俺に愛想尽かさないでください。
斎藤潤です。20歳大学生、イケメンです。隣りで布団にくるまってるのは、俺のパートナーの陸。
出会って1年、付き合って半年、まだ俺たちは一度もセックスしてない。
なんでかって?そりゃあ今の会話聞いてりゃわかるだろ。
俺は、超が付く早漏。早漏なんて生易しいもんじゃないよ。陸を前にすると、三こすり半どころか、悪けりゃ先端が陸のカラダに触れただけでお終いだ。
情けないよ、今年度の大学のミスコン、グランプリのこの俺が。関係ないって?まぁね。
そもそも、俺は早漏じゃなかった。
大学通うために地方からこっちに下宿してから、明るくてイケメンで人当たりのいい俺は超人気者。
寄ってくる女の子達をここぞとばかりに部屋に連れ込んで、食いまくっちゃってたくらい。普通に機能してたんだ、俺の息子は。
でも、陸と付き合って、なぜか俺はさっきみたいな状況になってしまったわけだ。
男同士のセックスというのは、必ずしも挿入しなきゃいけない、って訳じゃないらしい。
陸は別に入れなくてもいいって言ってるけど、男たるもの、やっぱり好きな子を満足させてやりたいだろ。
付き合って半年にもなるのに、俺は陸を一度も満足させられない、甲斐性ない男なんだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 78