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柳之助(リュウくん)②
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リュウくん遅いな〜って思いながらも笑いながら女の子の話を聞く
最初は全然喋らなかったのに心を許したのかよく喋る人だ
僕はこうゆう人があまり好きではない
それ以前に女の子があまり好きではない
女の話を適当に聞いてリュウくんの事ばかりを考えていたらリュウくんが帰ってきた。
「良太郎?居るんでしょ?」
っていうリュウくんの声と
「ねぇ!ちゃんと聞いてる!?」
っていう女の子の声が重なった。
リュウくんの事は気づかないふりをして、部屋まで入ってきてもらう。
だから、
「ん?ごめん。ちゃんと聞いてるよ?」
と、女の子に返事をする。
リュウが近づくと共に女の子の怒りメーターも段々上がっていく。
リュウくんがドアノブに手を掛けたその時に「聞いてるって、うるさいなぁ」と、言って女の子の口を塞いだ、自然に。
「なんで」
と、僕の方を涙目で見るリュウくんの掠れた小さな声が漏れて、「だってリュウくんが構ってくれない」と答えた。
女の子の方もいきなりの事に吃驚して声も出ないようだった。
でもリュウくんは「ごゆっくり」と言い、部屋から出て行ってしまった。
あれ…?
こんな筈じゃなかった
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