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First name [アレン×神田]
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ある日ーー…
食堂へ向かう途中ー…
「なんで神田って、
僕達にはファーストネームで
呼ばれたくないんでしょうね」
「さぁ、それはおれにも分からないさぁ」
「え、だってラビって、『ユウ』って
呼んでるじゃないですか。(ムスッ」
「あ、なになに〜。
アレンってば、俺のこと羨ましいの?
(ニヤニヤ」
「なっ…別にそういうわけじゃ…」
思わずラビの言葉に頷いてしまいそうに
なるのをギリギリで防いだ。
神田が嫌がってるなら、
バラすわけにはいかないし…
僕は別にいいんだけどなぁ…
なんで嫌がるのかなぁ…
「あれあれ⁇アレンってば顔赤いぞ?
まさか、ユウとそんな関係に?(ニヤニヤ」
「ラビ、あの世行きます?」
※ラビの首元に神ノ道化の鋭い爪を
スッと当ててやる。
「す、すみません…」
(こ、怖いさぁ、アレン…
黒アレンを出させないためにも、
アレンは怒らせない方がいいさぁ…)
そこに…
「なにしてんだ、お前ら。」
「「あ、神田orユウ」」
「今ねぇ、ユウのこ、と…」
「黙りましょうか、ラビ(ニコニコ」
※繰り返しw
「す、すみません……」
「ま、俺にはどーでもいいけどな」
そう言って神田も食堂へ向かったので、
話題は中断されてしまった。
そしてそれ以降、
その話題は切り出されることなく、
時が過ぎた。
ーーーーーー…
ーー…
「お疲れ、アレン君」
「リナリーもね」
今回の任務はアメリカ。
リナリーと2人の任務だった。
やっと終わって、教団に着いたところで、
疲弊していた僕達は、
それぞれの部屋にそのまま向かった。
そして、その途中ー…
ふと、前から歩いてくる、
神田とラビの姿が見えた。
思わず、柱の影に隠れてしまう。
(なに、してんだろ…)
何を話しているのかは分からないが、
何処か楽しそうで…
「任務帰りにこういうの見ると、
やっぱ辛いな…」
自分でも呆れてくる。
神田は別にラビとはそういうんじゃない、
そう分かっていても、
そう考えてしまう自分がいる…
いつの間にか2人の姿は、
廊下の窓を曲がったせいか、
消えていた。
「早く、部屋戻ろ…」
僕の瞳からは、
一筋の涙が伝っていた。
Kanda side
この頃、俺には任務が回ってこない。
任務が多いというのも
それはそれで大問題なのだが…
モヤシもリナと一緒に任務に出てるから、
本当に暇だ…
そういえば、今日は、
リナが任務から帰ってくるっつって、
あのコムイがうるさかった。
つーことは、モヤシも帰ってきてんのか…
あとで、部屋に行ってみるか…?
その後俺は、バカうさぎに捕まり、
かなり話し込んでしまった 。、
ーー…
(かなり遅くなっちまったな…)
部屋の前まで来て、
少しだけ躊躇う…
でも、
(久しぶりに会えるんだから)
と、自分を納得させて、ドアをノックした…
Allen side
ちょうどお風呂から上がったところだった。
誰かが、僕の部屋のドアをノックした。
時間をみてみれば、今はもう
夜中の12:00を過ぎていた。
(こんな時間に来るのは、99.9%の確率で…
正直、まだ、モヤモヤしてるんだけどな…)
人を待たせるわけにもいかないため、
上半身裸のまま、
ドアを開けた。
そこには、案の定ー…
「どうしたんですか、神田?」
「別に…ただ…任務から帰ってきたって
コムイから聞いたから…」
「まぁ、いいや…入ってくださいよ」
神田を招き入れ、
後ろ手で、コッソリと鍵を閉めた。
全く、いつも素直じゃないんだから…
のくせに、
顔赤くして、
わざわざこんな遅くにきて…
少し、虐めちゃおうかな?
部屋に入った神田は、
いつも持ち歩いている六幻(結晶型)を
ベッドへ無造作に投げると、
こちらへ振り向いた。
「今回の任務、どうだっ…っ⁈」
瞬間、
僕よりも身長の高い神田の首に腕を回し、
耳元でいつもより低く、甘く、
呟いてやった。
『ユウ…』
「っ…なっ…‼」
驚いて硬直する神田をそのまま
ベッドへと押し倒し、
上にまたがる。
神田が警戒もせずに、
無造作に投げた六幻を
神田の手の届かないところにやれば、
抵抗する術はない。
「なにすんだ、バカもやし」
「へぇ。こんな状況でも、
そんな口叩けるんですね、ユウ…」
「…っ‼……それっ、やめてっ…」
首筋に唇を滑らせ、
そっと舌で舐める。
顔を真っ赤にしながら言う神田は、
既に口調が変わっている。
(そろそろ、堕ちるかな…?)
神田は、変化した時が凄くわかりやすい。
そして最後に、
追い打ちをかけた。
『じゃあユウ…なんで俺に『ユウ』って
呼ばれるの嫌がるの?』
わざと、一人称も『俺』に変えてみる。
「それはっ…だって…
アレンだと、恥ずかしい、から…///」
(……堕ちた…)
そのまま神田に噛み付くように
キスをした。
「んっ…んんっ、は、ぁん…んゃ…」
『ユウ…』
「も、やめ、ろっ…‼バカアレンっ…」
最後の理性を振り絞ってか、
押し返された。
てか…
「ユウ…それ、反則っ…」
「だからっ…それ、
やめろっつってんだよ‼」
怒鳴るけど、やっぱり『ユウ』と呼ぶと、
いつもの気迫は無くなる。
これで一つだけ判明した。
神田は『ユウ』と呼ぶと、
めちゃくちゃ可愛くなる。
絶対、みんなの前では言わない…
「神田…」
「な、なんだよ…」
「僕が『ユウ』って呼ぶのは、
2人きりの時だけの秘密ですからねっ」
「っ…」
神田は何も言わなかったが、
こくんと頷いた。
正直、このときの僕を褒めて欲しい位だ。
こんなに可愛い神田を目の前にして、
理性を壊さずに耐え切ったんだから…
それ以来、
アレンと神田の間の雰囲気が
変わったという…
↑ラビ情報
(なんでさ…?)
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