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はるの発見 翔side
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「そ、そんなのあなたが知る必要ないわよ!」
「へぇ、その答え方だとやっぱり何かしたようだな…」
俺は母親の襟元を離し、階段を駆け上がった。
一回後ろを振り返ったが、はるの母親はもう追って来なかった。
まあ良い人ぶってる大人はこんなもんだろ_____
階段を上がり切って見てみると、部屋は一つしかなかった。
俺はその部屋の扉の前に行き、声をかけた。
「おーい、はる!聞こえるか?」
返事はない。
補聴器ちゃんとつけてんのかな?_____
「はる。入るぞ」
ドアノブを回し、引く。
扉はすんなりと開いた。
部屋は薄暗く、すごく寒かった。
こんな部屋に本当にはるいんの?_____
俺はベッドを見る。
しかしはるが寝ている姿はなかった。
その代わりに…
「…⁉はるっ⁉」
はるが壁にもたれかかって苦しそうに座り込んでいるのを見つけたんだ。
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