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苛立ち 翔side
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「さてと…」
はるが寝たのを確認すると、外に出る準備をした。
何で外に出るかって?
昨日、はるの勉強道具とか忘れて帰ったんだよな_____
今日取りにいかないと俺ん家から通えないじゃん_____って思って。
玄関の扉を開ける。
はぁ…またあのウザい人に会わないといけないのか_____
そう思うと気が重くなる。
でもはるのためだ_____
そんな事を思っているうちに、もう着いた。
ピンポーン…
インターホンが静かに鳴る。
「はぁい…」
あいつが笑顔で出てきた。
うわぁ、その笑顔本当に嫌いだわ_____
はるの母親は俺を見ると、一瞬驚いたがすぐに表情を戻した。
「またあなたね…何か用?」
「はるの勉強道具、取りに来ました…」
「何よ、もう!はるきを住ます気満々じゃないの!」
はっ、嘘だってこと丸見えだよ_____
「口ではそう言ってるけど、本当は嬉しいんだろ?この悪魔」
俺ははるの母親を睨む。
「はぁ…もう何なりと言いなさい。ええ、嬉しいわよ。やっと自由になれて……」
はるの母親は一回黙る。
「だってあの子、私の子じゃないもの」
若干驚いたけどやっぱり、と納得した。
どうりで似てないと思ったんだ_____
「てか、そんなんどうでもいいんで早く中に入れてもらえます?」
「あら、聞きたくないの?」
アンタの話なんて一個も聞きたくねぇよ…!_____
やっぱりこいつと話すとイライラするなぁ…_____
俺ははるの母親を強引に退けると、家に入った。
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