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煙
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「禁煙するから」
昨夜いきなり、相方が宣言した。
「うん。…頑張って。」
妊娠中
私は煙草の煙がダメになった。
気持ち悪いどころの騒ぎではない。
残り香だけで、頭がガンガンする。
悪阻とダブルだと、死にそうになる。
「頼むから、やめて!」
必死でかけあって禁煙して貰った。
が。
相方は建設業。
ポジション的に、休憩中も何となく営業トークは必須。
ソコに煙は必ずあった。
つられるように、再び吸い出した。
以来、分煙で何とか妥協してきたが、子供に煙草アレルギーと喘息がある、と判ってからはどうにかならないものか、と医師らと一緒になって度々言ってきた。
「おとうさん。10年長生きできるんやで?絶対禁煙外来行ってよ!」
子供がガチで言っても
(ウチは相方が11年上である)
「まあ、その内にな…」
なんてかわされていた。
それが、職場の上司からの圧力で
「おう!やめたるわいや!!」となったらしい。
本人は、毎日まいにちうるさい上司だ、あんなのは、パワハラに近い!と言ってかなり憤慨しているが
私と子供は、相方を禁煙宣言&吸ったら罰金+トトカルチョ(職場の人にお昼をおごらなくてはならないらしい。さらに、いつまで保つか賭けの対象にされた♪)まで追い込んでくれた見知らぬ人を、拝みたいような気分である。
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