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〈危険信号〉
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「俺なぁ、お前のことめっちゃ好きやねん。つきおーてくれへん?」
「...俺、もう相手いるしお前のこと嫌い。」
そういい立ち去ろうとすると手を掴まれた。
「そんな冷たいこと言わんといて?な?」
嫌悪感というかなんというか。
「まぁ嫌いでもいつか後悔することになるで?」
こいつに付き合って話してても終わりが見えない。
「...んじゃ、俺帰る。」
「...お前は正直俺の事どない思てんの?」
少し寂しげな声だった。
...今までのノリっぽいしゃべり方ではなく。
「...嫌い。」
そういい、俺はあいつの元から離れようとする...が。
「待ってくれへん?!少しでいいんやって!
...お願いや...お願い...」
「あーもう!わかったからへこまないで!...変なことしたらまじで逃げるから。話しかけられても無視するから。」
すると、あいつの顔はぱあっと明るくなった。
「ありがとうな!」
...あいつが俺に向けた笑顔は少し先輩に似てるような気がして少し嫌だった。
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