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なんで?
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「…………で、なんで凪仁は快斗のこと知ってるんだっけ?」
今俺は自分の家で唯翔に質問攻めされてます
「えっと〜…さっき唯翔の教室に行こうとしたらね、快斗さんとぶつかっちゃって…」
「ふーん?それで?」
ふーんって…
「それで、副会長だからいつもお疲れ様ですねって言ったら…」
「言ったら?」
「お前変わってるなって言われた」
ホントになんでなんだろ…俺なんか変なこと言ったのかな…?
「……で、凪仁はなんて言ったの?」
えっ、そこまで聞くのか?
まぁ、ここでなんか言っても唯翔の良く分からないスイッチをオンにしちゃうだけだから何も言わないけど…
「なんでですかって快斗さんのこと睨んでみたら、俺の方が背高いから上目遣いみたいって言われた…」
「まぁ、そうなるよな…」
え、唯翔まで!?
「背高くなりたい……」
ボソッと言った俺の声に気づいた唯翔がさらに傷つくことを言ってきた…
「凪仁はそのままでも充分可愛いから問題ないよ。寧ろ可愛すぎるくらいだし身長低い方がいいよ」
「うぅっ…(´;ω;`)ブワッ」
ひどい…俺身長低いの気にしてたのに…
「え!?凪仁!?なんで泣くの!?」
「だってぇ、おれ身長低いの気にしてたのに…しかも可愛いって言われても嬉しくないぃぃ…」
「…わぁあ!ごめん!そうゆうつもりじゃなかったんだ!!あの、あのあのっ、俺可愛い凪仁好きだよっ!?凪仁は俺に可愛いって言われるの嫌だ??」
………唯翔が必死になってる
「……うぅ…ズビッ…やじゃない」
唯翔ならまぁ、可愛いって言われても嫌じゃないかな…
「そっか!よかった!……じゃあ、質問の続きしよっか!」
え
「ん?」
「え?だからまだ質問終わってないから」
「まだ続くのか…」
嘘だろ…
「じゃ、質問。なんで凪仁は快斗のこと副会長じゃなくて快斗さんって呼んでるの?」
え、なんでって…
「快斗さんが快斗って呼んでって言ってきたからさすがに先輩だから呼び捨てはダメだと思って…」
「…………」
え、なんで黙るんだ?
「ゆ、唯翔?」
「凪仁…俺も一応先輩だよ?」
「うん?そうだな?」
「なんであの時俺をさん付けするとゆう選択肢がなかった」
あの時?…あぁ〜あったね〜。でもさ、あれはさ、その〜…ねぇ?
「だって、唯翔はこ、恋人だし……///」
唯翔は一瞬キョトンとしていたけどすぐにびっくりしたように目を見開いていた
「!!!」
「だから、唯翔って呼んだ…!!」
俺は恥ずかしすぎて目を逸らした
「そっかぁ〜そっかぁ〜…」
唯翔はすごく優しい顔でふわりと笑っていた
こんなに優しい顔で笑ってるところ初めてみたかも…
「あ!でも!ってことは…快斗もか…くそっ、また邪魔者が増えたか…」
え?じゃ、邪魔者??
「あ、なんでもないよ?それより凪仁。あんまり快斗とは関わるなよ」
「へ?なんで?」
「なんでも」
なんでだよ!まぁ、特に会うこともなさそうだしな…
「あとさ、凪仁。凪仁が好きなのは誰?」
………ha?
ナニイワセヨウトシテンダヨ
「し、知らない」
「じゃあ、俺のこと好き?」
……〜〜〜っっ!
「き、嫌いじゃない…」
「それはだめ。好きか嫌いか」
なんだよそれ!そんなの…っ
「す、好きに決まってるだろ…///」
「よくできました!!あはっ、凪仁真っ赤!
かーわいー♡」
あぁ、穴があったら埋まりたい気分…
でもここまで素直に言ったんだ…
どうせならもう一つくらい素直に気持ちを言ってもいいよな…
「あと…唯翔が快斗さんと仲良さそうなのみて…ヤキモチ…妬いた…」
「え……凪仁、それホント?」
俺は黙って頷く
「こんな時にごめんだけど、すっごい嬉しい!!」
唯翔が俺に思いっきり抱きついてくる
「唯翔っ!苦しい!!」
「わぁあ!ごめん!!なぁ凪仁、ヤっても、いい?」
そんなこと聞かれたら、断れるわけないじゃん…
「勝手にしろ…っ!」
「じゃあ、勝手にさせていただきます!」
……やっぱり、好きだなぁ
「凪仁、声にでてる」
「え」
う そ だ ろ
「聞こえてたよ。ありがと。俺も凪仁のこと好きだよ」
「…〜〜〜っっ!バカっ!ヤるならさっさとヤるぞ!」
「ハハハっ、じゃ、遠慮なく♪」
バカ唯翔…///
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