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時間は甘く溶ける。 Ⅸ
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「京、先お風呂入る?」
「修はいつ入るんだ」
「んとね、これ終わってから」
今、京の脚の間に座ってテレビ観てる。
何となく点けたら猫特集やってて、つい、ね?
だって猫可愛いんだもん。
脚の間にいるのは、俺が無理やりそこに座ったから。
「先入ってきて良いよ。うちのお風呂ちっちゃいし」
「分かった」
「えっと、あっち行ってそっち曲がったらお風呂」
「……何かよく分からんが分かった」
「えへへ~」
猫可愛い~っ!
スコティッシュフォールドの折耳のやつとかほんと可愛い。
癒される。
「ふぅ」
可愛かったなぁ。
猫飼いたいけど、ここペット禁止なんだよね。
ごろごろしてたら、何かざらっとした手触りの物が手に触れた。
「? これって…………」
京が着てたやつだよね。
感触が面白い。
ふわ、と鼻孔をくすぐる柔らかい匂い。
「京の匂いだ…………」
京の服を抱き締めて、すぅ、と息を吸い込んだ。
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