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「……っ!!」
「これは、誰につけられた?」
煙草の痕に爪を立てられて、全身が強張った。
「……関係……無い」
どうしてそんな質問を須賀がするのか分からないが、答えた所で知る筈も無く、言えば余計にみじめになる。
だからそう返したが、それは間違えだったとすぐに思い知らされる事になった。
「そうか。なら言わなくて良い」
「いっ!……痛い!!」
声は低く静かなままだが爪で痕を引っ掻かれ……痛みに思わず声を上げると、一旦離れた指が今度は腹をなぞって下に行く。
「お前は……俺の呼び出しに応じずに、こんな所で他の生徒と遊んでた。命令に背いたんだから、それなりの罰は覚悟してるんだろう?」
「……い゛っ!」
閉じた脚を無理矢理開かれ、恐怖と羞恥で身体がガタガタ震え出す。
遊んでなどいない事は、見れば明白な筈なのに……言い掛かりを付けいたぶるのが目的だとすぐに分かった。
「抑えろ」
須賀の放った一言で、固まっていた周りの生徒が動き出す。
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