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「ボロボロだな」
「……っう!!」
ツウっと鎖骨を指でなぞられ、震えが更に酷くなる。
「お前は……今日から此処で寝ろ」
「そん……な、僕は、自分の部屋で……あぅっ!」
否を口にした途端、きつく乳首を抓られた。
痛みに逃れようとすると、小さな尖りが限界まで引き延ばされて身体が跳ねる。
「ひっ……あぁっ!!」
「返事は?」
「いっ……は、はい」
反抗しても無駄だと諦め掠れた声で返事をすると、満足したのか指が離れて叶多はホッと息を吐いた。
「今日はもういいから寝ろ」
「っ!」
無造作に布団を掛けられ、見えない叶多はその感触にもビクリと身体を震わせる。
このままの状態で寝ろと須賀は言うのだろうか?
「……ぁ」
せめて拘束は解いてほしいと喉元まで言葉が出たが、きっと無駄だと諦め叶多は口を噤んで瞼を閉じた。
今日はもういいと言ったのだから、とりあえず……今晩だけは多分何もされないだろう。
―――明日……出て行こう。
明日になれば学校もあるから、朝には解いて貰える筈だと良く回らない頭の中で、叶多はそれでも考える。
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