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「会長、怒らせちゃった?」
「……くぅっ」
まずはバイブのスイッチを切り、それをゆっくり引き抜いてやる。
股の間から何の兆しも示していないペニスが見え……伊東は胸が痛くなったが、敢えていつも通りの声音で叶多にそう声を掛けた。
「……」
それに対する返事は無く、僅かに首が横に振られる。声は出せる状況だが、もしかしたら出すなと須賀に命令されているのかもしれない。
「大丈夫だよ。会長は当分帰って来ない」
目隠しを外し顔を覗くと、また熱が上がって来たのか、頬は赤く、目の焦点があまり定まっていなかった。
それでも警戒しているのだろう、身体は強張り震えている。
「少し休みな。責任は俺が取る」
拘束を外し始めた伊東が、笑みを浮かべて叶多に告げると、唇が少し動くけど……言葉を紡ぐ事は無かった。
「……どうしてなんだろうな?」
誰に話し掛けるでもなく、伊東はポツリと一人ごちる。
これまでも、従者がセックスを無理強いされるケースは少なくなかったが、須賀の叶多に対する仕打ちは余りに酷い物だと思う。
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