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現状ではは……自分と射矢しか知らないが、きっと他の役員が見たら驚くに違いない筈だ。
今まで……男には興味が無いと公言して憚らなかったし、生徒会活動に於いても学業の場面でも、暴力的な性質を見せた事など知る限り一度も無い。
男らしく、理知的で、カリスマ的な人気を誇る須賀だから、ここの所の行いを見て伊東は不思議で堪らなかった。
「ん?」
携帯がメール着信を告げ、思考を一旦中断してから伊東はそれを確認する。
「……今日はもう何も無いから、ゆっくり休みな」
聞こえているかは分からないけど、なるべく静かに声を掛けると、いつの間に落ちてしまっていたのか既に意識を飛ばしていた。
―――そりゃ、こんなんじゃ、体力持たないよな。
拘束具を外し終えてから寝衣の上だけを叶多に着せ、布団をなるべく上まで掛けて額に冷却シートを貼る。
「あとは……」
少し部屋を換気してやれば問題は無いだろう。
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