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「……御園は、優しくシてくれたか?」
「あっ……あぅっ」
「捨てられても、まだ好きなんだろ?」
「やっ、違っ…そんな…じゃ……ない」
口を離した須賀の言葉が、かろうじで耳に響いて来て……叶多は酸素を取り込みながら、何度も首を横に振った。
アナルの中を掻き回され、そこに感じる痛みや痺れに頭がおかしくなりそうだったが、それより御園と自分の仲は、そうじゃないのだと伝えたかった。
「違ぅっ……ちがっ……」
今まで一度もまともに聞いて貰えた試しは無かったが、それでも御園の名誉だけは……守りたいと思ったのだ。
「嘘吐くな。夢に見る位、アイツの事が好きな癖に」
「なっ……あぁっ!」
「もういい。黙れ」
再度『違う』と告げようとするが、アナルを甚振る指を増やされて声は掠れた悲鳴に変わった。
「お前、ホント……」
『ムカツク』と、須賀の唇が動くのを見て、胃の奥がギュッと痛くなる。
須賀からも、前の学校の生徒達からも何度も言われ続けて来て……叶多自身、そんな言葉には慣れたつもりでいたけれど、本当はそう思い込む事で無意識の内に自分自身を守っていた。
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