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「んっ……んくぅ」
侵入してきた須賀の舌から唾液と共に自分の放った白濁を口に移されて、一瞬にして我に返った叶多は吐き出そうとするが、顔はしっかり固定されていて動かす事は叶わないから、結局そのまま喉を鳴らして自らの物を飲み込んだ。
「……んぅっ」
ようやく気が済んだのか……身体を離した須賀はそのまま立ち上がり、叶多の方を見向きもせずに部屋の中から立ち去ってしまう。
そんな須賀の後ろ姿をぼんやり見ていた叶多だったが、静かになったリビングで一人下半身を露出させてる情けない自分の姿を思い出し……羞恥に体を震わせながら、慌てて衣服を整えた。
ーーー気持ち……悪い。
口内に残る苦味の中に自分の物が混ざっているというだけで……いつもより胸が悪くなる。
気怠い身体を引きずるように、備え付けられたキッチンへと行き、口を入念にゆすいでから、自室に戻って服を着替えた。
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