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「さて、やっと二人で話せる」
ドアの鍵を閉めた瞬に誘(いざな)われ、堅いベッドに叶多が座ると、丸椅子を持って来た彼がそれを正面に置いて腰を下ろす。
「叶多……大分痩せたみたい」
眉尻を下げてそう話す彼に、『そんな事ない』とはとても言えないような状況だから、叶多は小さく首を振って「心配しないで」と笑みを浮かべた。
「あんまり時間が無いから……叶多が聞きたいって思ってる事を話してくれる?俺が分かる範囲で答える。俺から叶多に聞きたいことは、その後聞くから」
「……分かった。じゃあ、聞くけど……ゲームって何?」
焦ったように話す瞬に、30分しか無いのだから遠慮をしている隙は無い……と、思った叶多は一番聞きたい事を急いで口にする。
ターゲットは自分だと、言われた時からずっと気になっていた。
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