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眩しさに目を眇めた叶多の目許へとキスを落とした唯人は、そのままペロリと頬を舐め……鎖骨辺りの古い傷跡を確かめるように指を這わせた。
「随分、汚されちゃったみたいだけど、心配しなくていい。俺が……綺麗にしてあげるから」
「んっ……くぅっ」
不意に、露わになった胸の尖りを親指の腹で撫でられる。
まさか唯人がこんな行動に出るとは思いもしなかったから、パニックになった叶多は彼を押し退けようとするけれど……身体は何かが纏わりついたように殆ど動かなかった。
「……ゆぃ…やっ……」
「硬くなってきた……叶多、気持ち悦いんだ」
「ふっ………あぅ…ん」
身体の自由は利かないのに……彼に触れられた場所だけが何故か熱を持って疼き出す。
自分の身体に何が起こっているのかさえも分からないまま、それでも唯人の巧みな愛撫に堪らず叶多の唇からは、あえかな吐息が漏れてしまった。
「男なのに、乳首で感じるようになっちゃった?」
「ちが……やぁっ」
まるで感心したかのような、唯人の言葉が突き刺さる。
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