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声が届かなかったのか……小振りなペニスを優しい手つきで包み込むように掴んだ唯人が、一旦胸から唇を離し、独白気味にそう呟く。
それから再度胸の尖りへチュッと強く吸いつかれ、硬くしこってしまったそこへと犬歯を立てられ甘噛みされれば、感じた事も無い程に強い愉悦が背筋を突き抜けた。
「あっ……あぅっ!」
ピクピク身体が痙攣を起こし胸が激しく上下する。
幼い頃から唯人の事をずっと慕って来たけれど、その感情に邪な物は全く潜んでいなかった。
だから、今の叶多は驚くばかりで、感情も思考も全く正常に機能していない。
「ああ、もう達ったんだ。叶多はちょっと堪え性が無いのかな」
「や……ゆ…いっ」
穏やかだけど熱を持たない唯人の声に、叶多の心を支配したのは恐怖にも似た感情だった。
彼の事は幼い頃から良く知っていると思ってたのに、まるで靄(もや)が掛かったように今は全く分からない。
そしてーーー
「……あれ?」
「あっ、やぁっ」
萎えたペニスから唯人の指が離れていったその瞬間、自分の身体を襲った異変に絶望的な気持ちになった。
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