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「つか、やるならやれ。帰るぞ」
「いや…まて。お前喧嘩できねぇのに拓人さんに楯突いたのか?」
「あんな…さっきから楯突いただの、逆らっただの……あの状況ではい、わかりましたなんていう奴がいるか?お前は俺の犬になれなんか言われて素直に頷くのか?」
「そ、それは……」
本気で考え出したのか、俺を掴んでいた手が緩んだ。
当たり前だ
そんなこと言われて頷く奴はとんだドM野郎か、変態か……
「お、俺は拓人さんの犬になら喜んでなる!」
突然後ろのやつが大声で言った。
「おいおいマジかよ。ここのクラスは嶋津といいとんでもないマゾ集団なんだな」
「マ、マゾとはなんだ!た、ただ俺は純粋に拓人さんを尊敬して……」
「ハハ、なんだそりゃ」
思わず声をあげて笑ってしまった。
だってどんだけ必死なんだって
しかもそれを俺に熱弁しようとするなんて本当にアホだろ
「……お前、笑うんだな」
今度こそ胸元から手を離した男が意外そうに呟いた。
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