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先に調理台の方に行くとすぐに嶋津も追いかけてきた。
「……これだけか」
「あはは……」
笑い事じゃねぇっての
今更文句を言ってやる気にもなれなくて舌打ちだけ返して冷蔵庫を開けた。
前に使ったパスタの残りがある
「……また麺類かって文句言うんじゃねぇぞ」
「わ、わかってる!仁ちゃんの料理になら何でも食べる!」
「はぁ……待ってろ」
とりあえずある材料かき集めて調理に入った。
嶋津は相変わらず後ろに立って俺の様子を眺めている。
そんな視線にももう慣れて気にせず作業を続けた。
作り始めて約20分弱……
なんとか少ない材料で調理を終え、嶋津に皿をとらせて二人分に分けて盛っていく。
「わぁ……すごっ!!これ…」
「うるせぇ。ただのカルボナーラだ。さっさと食え」
大げさに反応する嶋津を置いてテーブルについた。
少し遅れて嶋津も俺の前の席に座る
「本当にすごいよ!あの材料でこんなの出来るんだ!」
「大袈裟だ。黙って食え」
「仁ちゃん冷めてる〜」
いちいち反応されると面倒だっての
一口食べるごとに感想を言ってくる
それに適当に答えて食事を進めた。
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