アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Epilogue
-
『奏(かなで)の望み、叶えてあげてもいいよ?』
ゆったとしたソファに身を沈めて、あいつはにっこりと微笑んだ。
『けどその代わりに奏も、僕の望みを叶えると誓うなら』
睨みつける俺に、あいつはふふっ、と笑う。
これから起こる事が楽しみで楽しみで、仕方が無いとでもいうかの様に。
『僕の望み?あぁ、簡単だよ』
クスッと可愛らしく笑うと、あいつは音も無くソファから立ち上がる。
そして俺の頬に優しい手付きで触れながら、囁いた。
『これから奏が僕の物になるというのなら、奏の望みを叶えてあげてもいいよ?』
躊躇ったのは、一瞬
けれど俺はその言葉に、縋り付いた―――
『……誓う』
俺の言葉にあいつは妖しく微笑むと、俺の顎を掴んでキスをした――
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
3 / 9