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ユノヒメ~R18腐二次創作弱虫ペダル箱根学園、真波目線、荒北総受
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その夏、僕らは特練した。
合宿特練。
先輩方は三回目。
僕と泉田さんは初めて。
宿は東堂さんがご実家提供してくださった。
東堂庵。
箱根でも指折りの高級旅館だ。
僕はあんまりそういうのにもともと関心ないから、珍しさも手伝って、館内うろうろしてたんだけど、中地下三階辺りをさ迷ってたとき、その会話を聞いたんだ。
話してたのは新開さんと東堂さん。
新開さんは何かを心配してるふうだった。
「ほんとにいいのか。寿一も心配してたぞ」
「心配など不要だ。ユノヒメは俺にしか憑かん。この美しい俺以外にユノヒメが関心を抱くと思うのか」
「思…わ…」
(新開さんが言葉を濁す気持ちはわかる。
泉田さんが言ってた。
今年のバレンタインデー、いちばんチョコが集まったのは荒北さんで、次新開さんで、次主将だったと。
東堂さんは自分が思うほど…)
でもユノヒメって何だろう。
湯の姫?
お湯の神様…?
ごうせいな晩ごはんのあと、寝るまでの間にトランプでもやろうという話になった。
三三敷かれた布団の間の、頭側どうしの空間に、全員浴衣で車座になって、ちらばらせたトランプをニ枚引きあう。
俗に言う『神経衰弱』だ。
何度やっても主将さんが負ける。
カードを覚えない。
必ず自分の前のを取ってから、中心あたりのを引く。
あ、さっき出た札だ!
そう、そこ、そのまま手のばして!
隣を引いた。
もちろん相違だ。
「福チャンちげーだろ!」
荒北さんが熱くなる。
「ちゃんと覚えとけってコラ新開! 取るな!」
結局新開さんがほとんど取って十戦十勝した。
福富さんの左に新開さん。
新開さんの左に泉田さん。
僕。
それから荒北さんで、その左側に福富さんだ。
荒北さんが武士の情みたいな手札みせてもソコ拾わないし、ほか開くから新開さん三倍とれる計算で、自分でも運試しに新しい札開くから、増える増える、連続めくりになるわけだ。
でも待って。
東堂さんいないじゃん。
そういえばごはんのときもいなかった…
「主将さん。東堂さん何か用ですか?」
「東堂は…」
「寿一っ」
新開さんが制した、まさにそのときだった。
がらっと扉が開いて青ざめた東堂さん~僕らと同じ浴衣を、半ばおはだけで着てる~が、まろび入るように入ってきた。
「誰か俺の名を不用意に…」
新開さんがきっと僕の顔を見たけど、何か言われる前に東堂さん自身がのけぞった。
新開さんが立ち上がりながら叫ぶ。
「五芒星崩せ!」
たしかに僕らの位置どりは五芒星で!
頂点が荒北さんで!
「ソナタ名前ハ」
東堂さんが変な抑揚で問う。
「荒北靖」
「答えるな!」
「友…」
新開さんの制止むなしく荒北さんが答えると、東堂さん~じゃない何かが入った別の東堂さんだ!~は、とても変な笑みを浮かべて荒北さんを見た。
「アラキタヤストモォー」
変な抑揚でつぶやき、
「我ノ眷属ガオマエニ狼藉ニ及ブ。心シテ受ケ止メルガヨイ!」
それからあとのことは、何と言っていいんだかわからない。
僕を含む全員が、荒北さんの手足を押さえ込んだ。
浴衣を剥ぎ、横臥にして、東堂さんが跨がった。
妖艶な笑みを浮かべながら、自分のをとり出して荒北さんのロに押し込む。
ロを閉じないように指入れて、口の端を引っ張りながら、うすら笑みをうかべて抜き差しする。
「むっ、うっ、ううっ」
もがいてる荒北さんに、それがかかって顔射になる。
もがいて逃げようとするのを俯せに押さえ込み、
「やめ、ろ! させるな!」
と言いながら、抗いながら新開さんが身を寄せる。
「俺は、しないぞ! しなっ」
ずぶりと、形のいいそれが荒北さんのなかに!
「あああっ」
すごい声あげてのたうつのかまわず、鬼の目で抽挿して、浴衣の背中に白いの放った。
「僕はキスを」
長いまつげしぱたたかせ、泉田さんは荒北さんの薄い唇を求めていく。
横抱きの二人に後ろから寄り添うように、主将さんが荒北さんの後ろに陣取ると、取り出したそれの大きさったらもう…
「主将さんむりだそれ」
僕叫んでしまったし、荒北さんも息のんだけど、荒北さんお構いなしにぐいって、
「うぐぁあああっっ」
すごい悲鳴と、のけぞりと、お構いなしの福富さんの抽挿が、ふたりを妙なふうにからみあわせてる。
僕は怯えてて逃げ出したい。
けど逃げられない、足がすくんでとかのことじゃなく、僕の中に誰かがいて、逃げさせてくれない、やめさせてくれない。
委員長!
委員長!
俺女も知らないのに、オトコにちんこ突っ込むのやだよっ!
っておもいながら、福富さんの巨根に蹂躙され傷ついたその穴に、唇を寄せていってるんだ。
ペロってすると荒北さんがわなないたけど、口には泉田さんのが入っててコメントはない。
しゃぶると反応して前が勃起する。
「やめっまなっああっ」
荒北さんが放った…
それでも僕らはやめずに、これでもかこれでもかと荒北さんを貪り、貪りつくして夜が明けた。
荒北さんは起きてこなかった。
朝食の席で僕は三年から初めて話を聞いた。
ユノヒメは湯の媛(ひめ)。
東堂庵の湯守神である彼女は六年に一度生け贄を要求する神様で、ここ三神事は東堂さんが、身を呈しておさめていたのだという。
「ところがどっかのチネンがだ。美しい俺の名を呼んだりするから、姫神様がおまえたちに気づいてしまったのだ」
「荒北…だいじょうぶだろうか」
大丈夫じゃないだろう。
あの大砲うたれたんだからと、危うく口走りそうになるところをのみこむ。
気づいてか気づかずか、東堂さんはいがいとしたり顔で言った。
「まぁ、儀式は予定外ながら無事終わった。ココから六年はまた穏やかに最高の湯を提供してくださるだろう」
カカカカと、完全に屈託なく笑っている。
「てめえらっ」
やっと辿りついたのだろう荒北さんが、マジヨロヨロと席につく。
「てめえら全員許さねえからなっ」
「気にすることはない。昔に比べれば、ユノヒメはかなりおだやかに成熟されている。若かりし頃は生け贄を愉しみながら引き裂いたりもしてたそうだからな」
「マジで!?」
「そんなことより俺の貞操を返せ!」
「あァ?」
「俺は髪のひとすじまでも巻ちゃんのものだというのに!」
「あァまた始まった! このウゼェの何とかなんないのォ?」
いつもの会話に収斂されていってしまうところが箱学の強さなのかもしれない。
そうなんだ。
僕今身内にめちゃめちゃパワー感じてる。
ことしも箱学は優勝するよとユノヒメ様が言ってくれた気がして、僕もまた、何事もなかったかのように、朝食メニューに手をつけ始めたのだった。
happy birthday !
&
a happy Valentine !
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