アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
友達認定されました
-
「まぁ、色々コイツに聞きたいこともあるだろうが、質問攻めにすんのは休憩時間にやれ。席はー・・・」
「はいはい!此処空いてるぞ!」
元気な声が聞こえ声のする方に視線を向け驚きのため目を見開く。
マ・・・マジか?ってことは、他の2人も・・・?
視線だけを動かし残りの2人も確認すると、元の位置に視線を戻し見間違いじゃないことが分かると隣に立つホスト教師に視線を移し落胆する。
そうだよ、そうだった。細かな設定まで覚えてなかったから1年S組だってことすっかり忘れてたよ・・・そういや、このホスト教師あいつらの担任だったよなー。
確かに友達にするなら主人公君と爽やか君と一匹狼君だって言ったよ?・・・だからって同じクラスにすることねーじゃん!
ホスト教師には何の責任も無いのだろうが恨めしげに見つめる。
「何だ、その目は」
「帰っていい?」
「いいわけねぇだろうが、ほら早く座れ。五十嵐、もう一度手ぇ挙げてやれ」
「ここだぞ!早く来いよ!」
行きたくねー・・・昨日ゲームのキャラには絶対関わらないって決めたばっかなのに!何で同じクラス?しかも席が隣?これ何のフラグだよ!
窓側の一番後ろの席なのは嬉しいよ・・・けど隣にマリモ頭の主人公君が。
自分の席まで歩いて行くと、マリモ頭と瓶底眼鏡で表情は分からないが満面の笑顔を浮かべているであろう主人公君が俺の方へ身体ごと向ける。
「俺は五十嵐 旭。お前は一ノ瀬 環って言うんだよな!よろしくな環!」
「あ、あぁ・・・よろ・・・しく?五十嵐」
「何だよ!友達だろ!旭って呼べよ!」
主人公君のあまりの勢いに押され了承の意味でつい頷いてしまっていた。
主人公君が元気に話すたびに揺れるカツラに目が釘付けになる。
てか、その瓶底眼鏡は何処に売ってんだ?ド◯キか?ド◯キなのか??
無意識に揺れるマリモ頭に席に着くことも忘れて手を伸ばしモフモフと弾力のあるカツラを触る。
なんだこれ、すげー気持ちーんだけど!うわっ、ふわっふわ!もっふもふ!やべー!これ絶対高いやつ!
「えっ、ちょ!何!?たま、ちょやめ」
主人公君、改め旭に手首を捕まれ止められて、ようやくクラス中の視線を集めていることに気付いた。
「あ・・・悪い。つい」
「つい!?」
苦笑いを浮かべ席に着くと机に突っ伏した。
俺のバカ!何よろしくしちゃってんの!?何名前呼び了承しちゃってんの!?
関わっちゃダメだろー!!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
19 / 27