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特別編 日高の誕生日 パート4
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今はお昼休み。俺は屋上に来ていた。
ここでいつも日高と知樹と俺の3人で飯を食っている。
なんだか女子みたいだけどな。
そして、俺は今、壁に隠れて様子をうかがっている。
決して日高に会うのが気まづいからではないぞ!
見た先にやっぱりいたのは日高だった。
空を見上げてなんだかぼんやりしている。
(よし!いくぞ!)
俺は一歩踏み出した。
と同時に、
ドテッ
派手に顔面から転けた。
「!?」
びっくりしてこっちを振り向く日高。
すっげー恥ずかしいわ。俺。
「奏!?大丈夫?」
「あ、あぁ。だいじょうぶ、だよ‥…」
正直、顔面が痛いけどな。
「! ふふふ」
「? 何に笑ってんだよ。」
「だって、顔、真っ赤なんだもん」
「!?」
そう言って俺にケータイを見せる。
そこに写っていたのは、真っ赤になった俺の顔。
うん。ちょっと恥ずかしくて死ねそう…
パシャ
うん? パシャ?
よくケータイを見てみればカメラモードになっていて…
それで、パシャって…
「おまっ! 撮ったな!!」
「えへへ~ 撮っちゃった!」
撮っちゃったじゃねえよ!
まあ、こいつが笑顔になったからいいか。
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