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出会い
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今日の授業が終わり1日って早いなと思っていた頃
「ゆきや今日部活だよな?」
「うん、そうだよ」
大助が話かけてきた。
僕は部活に入っている
春斗先輩のいるバスケ部に。
この前ちょうど新入生歓迎会をしたとこだ
ちなみに大助は野球部
「そっか、お互い頑張ろうな!!」
そう言って大助は走っていった。
僕もそろそろ部室に向かおうとして教室を出て階段を降りていたら
ドスンッ
誰かとぶつかってしまった。
「あっっ、す、すみません!!」
謝りながら顔をあげるとなんと春斗先輩だった。
「大丈夫だよ!!
えっと~君は~…この前バスケ部に入ったゆきや君だっけ!?」
「は、はい」
「今から部活行くんでしょ!?
....なら一緒に行かない?
後輩たちとも仲良くしたいしさ」
先輩は笑顔でそう言ってくれたので自然と頷いてしまった。
憧れの先輩と一緒に歩けるなんてそれだけでも幸せだった!!
「ゆきや君って....男の子だよね?」
「.....ぇ....」
急にそんなこと言われて驚くのは当たり前である
「...あぁ~ごめんごめん(笑)
深い意味はないんだ!!
ただ男の子なのにすごく可愛いなぁと思ってさ」
それは褒めているのだろうか
実は僕は自分の顔が嫌いだった
今まで僕は数えきれないほど可愛いと言われてきた
けど嬉しいと思ったことは一度もない
それならいっそのこと女の子に産まれてくれば良かったと自分に自信を持てないでいた。
でも春斗先輩に可愛いと言われてなぜか嬉しいという感情が沸いた
...なんでかなぁ
とりあえず先輩とは部室が違うため、先輩からまた部活でねと言われ別れてきた
部室で早く着替えを済ませ部活へ直行
部活では春斗先輩への黄色い声援を聞きながら厳しい練習をこなした
部活を終わらせ帰ろうとして門を出ようとしたその時、春斗先輩が門の外にいた。
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