アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
表
-
いつものように窓からは日が射し込んでいる
まるで太陽が僕に朝だと教えてくれているように
「....はぁ~朝かぁ...」
そう思いベッドから起き上がると妙に体が重たい
頭痛もするし、鼻水が止まらない
えぇ~風邪ひいちゃったのかなぁ
きっと昨日いろいろなことがありすぎて体が付いていけなかったのだろう
僕は体温計を取り出し脇に挟みスイッチを入れた。
「...ゆきや~...起きて~」
下からお姉の声が聞こえる
けど今の僕に大声を出す体力はない
そのまま無言でいると
....コンコン
「....ゆきや~おきっ.....どうしたの?」
お姉が部屋に入ってきた
ピピピッピピピッ
ちょうど体温計がなった。
お姉に無言で体温計を渡した
「....37,8!? 熱あるんじゃん。
....じゃ~今日はゆっくり寝てな!」
そう言ってお水とお薬を取りにお姉は急いで僕の部屋を出た
僕は特に体が強いわけではないが風邪なんて久しぶりだった
唯一救いなのが今日が土曜日だということ
....学校は休みだ
不意に携帯を開くとはるからlineきてる
"今日部活一緒に行くぞ!!
....あと部活後遊ぼっ(笑)"
僕は熱が出たこと、部活を休むことをはるに知らせた
するとはるはびっくりしてはるも部活を休んで看病に行くだって。
僕は大丈夫だよって言ったけどはるは絶対に行くって聞かなかった!!
「....お待たせ。ハァハァ..
....これ...2錠...朝と夜飲んでね。」
「....ぅん。ありがと。」
「....ごめんね!!
....うちはもう出かけちゃうけど大丈夫?」
本当はそばにいてほしかった
....けど僕のせいでお姉に迷惑をかけたくなかった。
「....ぅん。大丈夫だよ。
....行ってらっしゃい!!」
お姉は頷いて僕の部屋を出た
お姉が家を出て1時間後はるが家のインターホンを押した。
僕はlineで入ってきてと送りすぐに僕の部屋のドアが開いた
「....ゆきっ....大丈夫か?」
「....うん。大丈夫だよ。」
はるは凄く心配そうな顔して僕を見つめてきた
僕は....ちょっと無理して笑顔を作った。
「....これ..良かったら食べて。」
はるの手には小さいポリ袋がぶら下がっており、中にはおにぎりやパンやヨーグルトが入っていた
「....ありがと。はる!!」
「...何かしてほしいこととか食べたいものとかあったら言えよ!!
....今日はずっとゆきのそばにいる。」
その言葉がどれだけ僕に安心感を与えたか
はるが隣にいるおかげでどれだけ僕が支えられているか
「....うん。」
はるは僕を寝かしつけるように優しく頭を撫でてくれた
はるのおかげで僕の瞼は重たくなっていった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
18 / 37