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本当の本当?2
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その後は何も言わない紺野を特別教室棟の階段下に連れてきた。
目の前にいる友人としてしまったと改めて思うと恥ずかしさが込み上げ、俯いてしまう。しかし、ここまで連れてきて何でもないと言えないし、なにより、誰かに話さないかということが心配だ。意を決して、すこし上ずった声を出す。
「その……あ、あのこと…だ、誰にも言わないよな!?」
「大丈夫、誰にも言わない」
見上げると、微笑む紺野。
それでも信じられず、一歩踏み出し、問う。
「本当の本当の本当か?」
「本当の本当の本当」
しばらくじーっと紺野の目を見、大丈夫だと悟る。
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