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TruthⅡ
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(夜鶴side)
「どういう事ですか?」
思わず先生に、聞いていた。
「私があの人と喋らなかったから……
鈴さんとは会話をするのに……
それで、それで、あの人は………」
軽くパニックになりかけている
先生を落ち着かせると
そのまま先生は眠ってしまった。
「フフフ……相変わらず幼いわね……
起きているときは常に気を張って、
しっかりしている様に見せてるけど
実はとてつもなく脆いのよ………」
「うん……」
「夜鶴、多鶴のこと
布団まで連れて行ってあげて」
「えっ?」
「大丈夫よ、多鶴は異常に軽いから」
そういう問題じゃない気が……
そう思いながらも先生をお姫様抱っこ
するとやはりとてつもなく軽かった。
布団に連れて行き、
毛布をかけると先生が起きた。
「すみません……
こんな醜態を晒すなんて……」
「いいんですよ……」
「本当にすみません……
あの……腰の方は大丈夫ですか?」
「ふぇ?」
「さっき私のこと支えた時に
尻もちついてたので………」
「えっ?あ、大丈夫ですよ」
焦った………
レイプされたこと
バレたんじゃないかって……
「よかったです……」
「先生は分かってたんですか?」
「何がですか?」
「俺が先生の弟だって………」
「微妙でしたね……
私はずっと母の苗字を
名乗っているので鈴さんの
苗字を知らなかったんです……
それに……この家庭を壊した
私が兄だなんて名乗れないですよ」
そう言って、悲しげに笑う先生に
俺はとてもムカついた。
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