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ChristmasⅡ
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「今日もここに居るのか?」
「当たり前じゃん。
あんな慣れ合いのクラスに居たくないし」
「でも雪降ってるぞ」
「大丈夫。
ただ待ち人をいい子に、
忠実に待っているだけだから……」
「……そうか」
パラパラと雪が降り出しているが、
臨は今日も屋上に居るらしい。
なんとなく亜留が来るのを
待っているような気がする。
臨は亜留の事が好きで、
あいつの命令に従っていたのだから。
でもそんな生活を
していたらいつか風邪を引く。
だから「今日の放課後は俺に手伝え」と
臨に脅しをかけておいた。
亜留の家に直接押しかけに行く。
それで学校に引っ張り出してやる。
毎日、毎日そんな寒空の下に
居られてはこちらの気が持たない。
だけどその亜留の現状に
俺と臨は、絶句することになる。
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