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譲と隼人 3 caution
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彼は差し出されたゴム手袋を、反射的らしく、手術前のように、手にぴたりとはめた。
「さあ、しゃぶって」
俺が、自分のペニスを手で持って示すと、隼人は、怯えたように言った。
「そんなの入らない」
「入るよ。あんたのあそこにだって入ったんだ」
「あの時は、最悪だった」
「大声でよがってたじゃないですか?」
「だから弟に見つかって」
「どうしたんですか?」
「なじられて……不潔だ不道徳だって泣かれて」
「それは知ってますよ、俺もその場にいたじゃないですか。俺が帰った後、どうしたかってことです」
「ずっと無視されていた。可愛い弟だったのに。弟は俺を尊敬して慕っていた。なのに弟に軽蔑されるようになって。最悪だ」
隼人は、泣きそうな顔をした。
「なあんだ、てっきり怒った弟になじられ犯されて、毎晩求められるようになったのかと思った」
俺は、意地悪く、嗜虐的に喜びながら言った。
「お前らの家じゃないから、そんなことには、ならない」
隼人は、苦虫を噛み潰したような顔をした。
「俺の家も、弟とは、仲悪いですよ。弟は、俺を嫌って出ていきましたから」
俺は、潤のことは伏せて、昴のことをいけしゃあしゃあと言った。
「でも、打ち明けてくれたじゃないか、小さい頃のこと……。僕にだけ話すって言って」
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