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月曜の朝食 4 ※
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潤は、一瞬、びっくりしたような顔をした。
そして、照れたような顔を臥せて、笑いそうになるのを我慢しているように唇をゆがめた。
潤は、顔を赤くしながら、嬉しさをごまかすように不機嫌そうに言った。
「いやだ。瑤とは付き合うんだから、瑤とは、寝る」
「潤、寝ない友達付き合いに耐える練習しなよ」
瑶は、潤が嬉しがってるのがみえみえで内心おかしかったけれど、真面目くさって忠告した。
「そんなこと言っていいの? 瑤が、耐えられなくなるよ」
潤がニヤニヤした。そして、
「それに俺、今のクラスメイトとはエッチなことしてないよ」
などと、うそぶいた。
「着替えの度に、身体触られているじゃない」
瑶は指摘した。
「うん。あれ、かまってもらえて嬉しいんだ」
潤は、はにかんだ。
それでも、さっきの嬉しさを隠しきれないのか、クラスのみんなに毎日かわるがわる触られるのが、そんなに嬉しいのか、唇を噛んで、笑いをこらえているような顔をした。
「そうなの?」
潤は、また、いつもの、エッチな時のうっとりした顔になった。
「うん。気持ちいいし。だから、思わず、そのまま、トイレに連れてかれて、しちゃう時もあるよ」
あっ、あぁん、いい、もっと、もっとして、お願い……。
週末中、聞かされた潤の甘い喘ぎ声が、よみがえった。
トイレでクラスの誰と、そんなことをしたんだろう?
「潤から、お願いするの?」
「向こうも、したそうだから、どちらともなく、その場の雰囲気とノリで、かな。僕がお願いすると、向こうも盛り上がる、と思えば、おねだりもしてあげるよ」
譲が、藍色の古伊万里の皿に、ほうれん草のおひたしを乗せて戻ってきた。
「おねだりしてあげるって何の話しだ? じゃあ、おねだりしてみろよ、潤。どうやって、おねだりするんだ?」
譲は、瑶と潤の前にそれぞれ皿を置いた。
「あっ、あぁん、おひたし……んっ、こっこいまりに、のせたの……いい……俺のあそこに……挿れたい……ほしいの……ちょうだい……お兄さま」
「よくできました。はい。あーん」
譲は、潤の箸置きから桜の箸を取って、おひたしをつまみ、潤の口に入れた。
「あっ……あぁん……ちょうだい、もっと……ほしいの」
「ふふっ」
譲は、箸を置いて去った。
「あぁ……ほんとに興奮してきちゃった」
潤が頬を桜色に染めて言った。
「見てるこっちもだよ」
瑶は、どきどきしながら言った。
「ふざけてるだけだよ?」
潤は、はにかんだ笑みを浮かべた。
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