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replay third
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うーん……
やっぱやだwww←
「ごーめんwやっぱちょっと無理だわww」
きっと話してくれるとでも思っていたのか驚いた顔をする二人と、ほら見ろ、とでも言うように笑う赤司。
でもさ、よく考えてみてくれよw
さっき(数時間前)会ったばっかの奴らに事情全部話すとかありえなくね?
どんだけメンタル弱いの俺www
それに、すぐホイホイと人を信じられるような精神も持ってない。
「……生憎、」
『そんな希望だらけの世界でなんて生きなかったんだわ、俺。』
心の中だけで思ったつもりが、口にまで出てたらしい。
「…一体、何が……」
言いかけたテっちゃんの言葉を遮るように立ち上がった。
体中が悲鳴をあげてすんげー痛いけど、それは絶対に表に出さないように、隠して。
浮かべる表情は、やっぱり笑顔しか見当たらなかった。
「こんな奴信用出来ないだろ?wやっぱ出てくわww真ちゃん手当てサンキューな!wあとテっちゃんもフォローサンキューwww」
痛すぎて涙が出てきそうだ。痛い。体も、──
「バッグだけ持ってくな。あ、荷物は置いてくから勝手に使ってOKだよんwwそれと銃と弾丸だけ少し貰うわw」
逆さまにして空になったバッグに小さい銃とガトリングガン、それとありったけの弾丸を詰め込んだ。口径が全部同じでホント助かるわwww
ついでにバッドも一つ(重いのは傷に響くから一番軽かった金属バッド)貰って、突き刺さる視線を浴びながらホールの扉を開けて外に出た。
扉が閉まる直前、真ちゃんが「高尾っ……!」て呼んだ気がしてちらっと振り返ると、泣きそうな顔をしていた真ちゃんの目からはホントに涙が出ていた。
ナニ?なんで泣いてんのさw
俺らそんな仲良かったワケでもないだろ。
ただ少しの間一緒にいたり助けたりしただけだ。
それ以外には何にもないんだよ。
だから泣くのとか、ホントに勘弁してくれw
その気持ちを込めて、精一杯笑ってやった。
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