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シャワーと体温 1 【R-15】
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「とは言っても、まずはシャワーだな。汗やら、何やらでベタベタだろ?」
三枝はそう言って、僕の腕を引っ張って浴室に向かった。
言われてはじめて自分の身体の状態に気付く。
確かに、汗だくだし、この下腹について固まっている元液体は、どちらのものかすら分からない精液。
もうその惨状には言葉も出なかった。
なんでこんなことに。
それ以外の考えが浮かばなかった。
僕は完全に思考停止状態で、三枝にシャワーを浴びせられ我に返る。
「急に何するんだ」
非難の声をあげるも、三枝はそれを一蹴する。
「声はかけたぞ。なんかぼーっとしてて聞こえてはなかったみたいだけど」
三枝はざっと自分の髪を濡らすと、前髪をかきあげる。
その仕草はドラマのワンシーンのよう。
ボディソープを手にとって、泡立てると、僕の腕を引く。
「ちょっと、何・・・?」
「何って、洗ってやるに決まってるだろ?」
そう言いながら、既に引かれた腕にボディーソープを滑らせる。
「いいよ、そんなの自分でやるよ」
「楽しませろよ」
三枝の言葉が浴室内に響く。
「何、言ってるんだ」
「自覚がないわけじゃないだろ?自分の身体の感度」
三枝は、僕の薄い胸板に指をゆっくりと這わせていく。
それだけで僕の身体はビクリと跳ね上がる。
「な?」
三枝の不敵な笑みが視界に入る。
しまった。
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