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シャワーと体温 2 【R-15】
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胸板をなぞられ、突起を強めに弄られるとビリビリと電流が走るような、痛みに近い快感に襲われる。
「ん、ぁ…んんっ」
唇を噛み締めて、声を我慢したのに、口の端から若干漏れた声は、浴室内にやたら大きく響く。
出しっぱなしのシャワー音でもかき消されてくれない自分の声に、より一層羞恥心を煽られる。
恥ずかしい。
恥ずかしいのに。
どうしようもなく気持ちいい。
三枝の手が自分の心臓でも掴んでいるような気すらする。
自分の一部を支配されているような感覚。
もう、逃れられない。
そんな考えが頭をめぐって理性の働きを鈍らせていく。
僕は自分の意志とは裏腹に、背を反らせ胸を前に張り出す。
「触られるの気持ちいい?」
「気持ち、いいっ。いいから、もっと」
もっと触って。
最後まで言い終わるよりも先に三枝は指を器用に動かして攻め立ててくる。
突起を摘みあげて擦られると、喘ぎ声は簡単に漏れた。
「あっ、やぁ、んんっ…きもちいっ」
僕の下半身は簡単に熱を持って、先ほどとは形状を変えていく。
それに三枝はすぐに気付き、目尻をわずかに下げる。
「なあ、ここも、触って欲しい?」
それは理性の鈍った僕にとって恐ろしい程に甘美な響きだった。
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