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夜–2
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いつ、から。だろう。
咎めるように聞かれているって事は、やっぱり気持ち悪いと思ったんだろうな。
正直に駐車場から、と言ったら余計に引かれてしまうだろうか。
探るように見上げる。黒い瞳は妖しく光ってこちらを見返して握り込む手に力を加えている。
握りつぶされてしまいそうだ。
「やめっ、やめてくだ、さいっ。ああっ」
与えられているのは痛みのはずなのに、上がってくるのは甘い疼きだけで。
戸惑う僕の両手を後ろにまとめてつかんだまま器用にベルトとジッパーを外される。
下着の上から握り込まれ、擦られる。
長時間押さえつけられていたそこは、あっという間に我慢できないところにまで追いやられる。
「あっ、あっ、はぁっ。」
他人の手で高められて、自分だけが欲望を曝け出している。
恥ずかしくていたたまれない気持ちが追い打ちをかける。
「はぁぁっ、も、だめっ、いっ…っえ?」
熱が放出される直前に手を止められた。
自分の腰が刺激を求めて動いてしまっている。
「はっあ、なんで、」
「質問に答えてないよ。いつからこうなってた?」
下着から引きずり出されて指先で弾かれる。
息が乱れて、体を突き上げる熱が苦しい。
握られたそこに刺激を与えようと動かそうとすると、見切ったようにするりとかわされてその指はそこを優しく撫で上げ、先端に人差し指を押し当てる。
「やああっ、んんっ」
とろとろと液体を溢れ出させていた場所で円を描くように指を回され、悲鳴をあげるのを予想していたのか、口を塞ぐように舌が入り込んできて、強く吸い込まれる。
体が熱を放出したがって、腰をモゾモゾ動かす。
くぷり。
と先端に爪先がわずかに突き刺さった。
「んぅ、うう。」
痛みで目を見開く。出口を塞がれたままでは、放出しようがない。
苦しむのを楽しむかのように、じっくり口の中を弄って下唇に噛みついてから離される。
「ち、駐車場、から、です。」
軽く見開かれただけの表情からは何も読みとれない。気持ち悪く思われても仕方ないけど、これ以上苦しいのは嫌だった。
「そんなに我慢してたの。かわいそうに。」
これで解放されるなら。
「どうして?」
どうして?
あれは確か、優也さんが耳に…
「んううっ」
唇が再び合わせられて口の中を激しくかき回される。これでは答えられないのに。きっと答えないと出させてはもらえない。
わかっているのに。
今なら、突き飛ばしても逃げられる。
それなのに解放された両腕は優也さんに巻き付いて離れない。
この人の熱で、この人の体で、翻弄されていく。
分けられた熱で、与えられた刺激で、どんどんおかしくなっていく。
「はあっ、はあっ、優也、さん、にっ」
「うん?」
余裕のあるこの人と違って、僕はもういっぱいいっぱいだ。
「触られるとっ、あっ、体がおかしくっな、って」
くすぐるようにそこを弄る動きに我慢し続けるなんて無理で。
「やめてほしいならそう言えよ。」
ぴたりと動きを止める指。
僕の体はその指を追う。
「いやっ、だめぇ。やめっ、ないでくださいっ、もうっ、もう、」
反響する僕の声が切羽詰まって、自分でも苦しい。
甘ったるくて自分の声じゃないみたい。
「ほら、ちゃんと見て。俺の名前を呼んで、どうして欲しいかその口で言って。」
見上げると、優しい顔をした優也さんがこちらを見ている。
僕の、恥ずかしい姿を。
じっと観察するように。
その手をわざとゆっくり動かしながら反応を確認して記憶しているみたいに。
「優也さ、ん。恥ずかしいか、ら、見ない、で…」
ふっと笑った優也さんはおもむろに自分の腰からベルトをはずして、自分のそれを取り出した。
大きく上を向いて存在をアピールするように脈打っている。
昨夜はあんな大きなモノが、僕の中に何度も入っていたん…
「昨日、注意しただろ?そんな顔してたら襲われるんだって。」
そんな顔って言われても、僕はこんな顔しか持ってない…
優也さんが右手で僕のものと併せて一掴みにする。
熱い塊と一緒に擦られる。
「ふあああっ」
ぶつかりあい、中心から零れる二人の体液でぬるぬると滑り、腰が揺れる。
更に動こうとした腰を固定されて動けなくなる。
もどかしくて息が止まる。
合わせられた中心をぐずぐずと撫でて微笑み、たぶん言葉を促している。
「あっ、もう、無理っ、優也さ、いきたっ、いかせてくださいっ」
黒い瞳を覗いて言うと、唇を啄まれて鮮やかな笑顔をくれた。
「いい子だ。」
そう言って、2つを掴み扱き上げる。
白い光が目の奥でチカチカする。
限界だっ。
「あ、あ、優也さ、ん、いっく。」
そう言うと、その手の中に白い液体が零れる。
小さく呻いて優也さんの分身からも白いものが弾け飛んだ。
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