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暗い部屋_2
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「さあ、これからが本番だ。オマエの淫乱さをもう一度確認しておこうか。」
昔のように犯されて暴力を振るわれると思うと背筋が粟立って体が固まる。
距離を縮めてくる存在が気持ち悪くてたまらない。
大人しく犯されていればいつか終わる。じっと耐えてさえいられれば…
優也さんとの行為がセックスだとしたら、夏彦にされていた事は何だったのか。
…
やっぱり、あの優しさに触れたのは間違いだった。
ガチガチと奥歯を鳴らしながら今更、深く後悔をする。
手も指も体温も匂いも覚えてしまっている。忘れないようにと願ったから。
あんな快楽を忘れるはずがないのに。
優也さんの触れた所を夏彦になんて触れられたくない。
優也さんに触れずにいれば、余計な事を考えなかったのに。
昔のように振る舞えたのに。望みなんて持たなければ…
「…さわら、ないでっ」
願っている事が、囁くように小さな声になって口から零れてしまった。
夏彦の笑い声がぴたりと止まる。
恐ろしい程大きな震えが僕を包んでいる。
全身が脂汗でびっしょりで、床についた手がカタカタと震えて音をたてる。
それをじっと見た夏彦はあきれたように口を開く。
「へーぇ。そんな口答えするようなったんだ。…じゃあ後ろを自分の指で解しなよ。コレを使って僕が痛くないようにさ。」
と自分で撒き散らした精液を指差し、掴んだままの僕の手にべっとりとなすりつける。
離された手首には、くっきりと手形がついていて嫌悪感でまた体が粟立つ。
「オマエはそのまま突っ込まれた方が感じるかもしれないけど僕が痛いのは嫌なんだよ」
濡らしてもいない所にそんなモノを突っ込まれたら裂けるどころじゃない。しばらくは普通の生活もままならなくなるだろう。
普通の生活…
もうできないかもしれないけど。
ガツンと衝撃が走った。腹の上に足が乗せられている。そのまま、ぐいぐいと押されて痛みで顔が歪む。それを見てまた楽しそうに笑い、早くやれ。と言われる。
べとべとした精液のついた指先を震えながら後孔になすりつけ、広げていく。
ゆるゆると撫でていると気に入らなかったのか、立上がるように言われた。
片足を固定されたままノロノロと立ち上がった僕を後ろから蹴飛ばし、テーブルに突っ伏した体勢を取らされる。
「淫売は人前でアナニーも平気だよなぁ。でも、そんなんじゃいつまでたっても終わらない。指つっこんで広げろよ。アナの中まで確認してやるから。」
散々な事を言いながら足元にしゃがみこんで真下からのぞきこんでくる。
本気で中まで確認するつもりらしい。
恥ずかしいより気持ち悪いと思う気持ちが強くて。
早く終わらせたい一心で指を後ろに持っていく。
ちゅぷちゅぷ、と人差し指を挿入していって中が解れるように指を動かす。
夏彦の精液を使ってると思うと吐き気がこみ上げてきて、指が止まってしまいそうになるけどこのまま、自分で解すのをやめれば無理矢理突っ込んでくるつもりなんだろう。
そんな無茶は避けたい。
もしも今日が終わったとしても、すぐに死ねる訳でもないだろうし。
こんな事が毎日続くくらいなら、いっそ今誰か殺してくれないだろうか。
「焦らしてるつもりか?本気でやれよ。お願いするなら手伝ってやってもいいんだぞ。」
言いながら手を伸ばしてきたのを見て、僕はハッキリと拒絶した。
「触らないで。」
一度言ってしまった言葉だ。何度言っても怒らせるだろうし
黙っていても、言わなかった事にはもう、ならない。
鼻を鳴らして手を引っ込めた気配に安堵する。
同時に背中に衝撃を感じた。振り返ると大きく足を振り下ろすのが見えて、繰り返し蹴られるのを覚悟した僕は、息をとめた。
「久し振りだからルール忘れちゃった?オマエに拒否権なんかないんだよっ。黙って僕の言う事聞いてろよ。」
ルールなんて知らない。
夏彦が勝手に始めた一方的な遊びで僕がターゲット。
ただ、それだけ。
蹴られ続けた衝撃が止まった。
息を大きくつくと、目の前に反り返って膨れたモノを出された。
「オマエはグズだから仕方ないんだったな。僕は気が長いから待っててやるよ。こっちで満足できたら今日は終わってやってもいい。」
鼻先に押し付けられたソレからは、精液が滲んでいて心底気持ち悪い。
唇に鼻にベトベトとなすりつけられて嫌々口に含む。
むわっとした嫌な臭いが口内に広がってムセそうになる。強引に奥まで突っ込まれて頬を掴まれた。
視線だけ上に向けるとスッと真顔になった夏彦が呟く。
「オマエが素直なら優しくしてやるよ。」
そう言って髪を撫でられた。
さっき優也さんに触れてもらったその場所に。
そう考えたら心底イヤで首を振って手を頭からどかす。
「チッ。歯たてるなよ。誰が指止めていいって言ったよ。もっと激しくやれ。空いてる手で開いてよく見えるようにしろ。」
苛立ったような口調に変わり、その変化に体が縮んだような気がした。
逆らっちゃマズイってわかってるはずなのに。
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