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捕獲_愁6
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「ずいぶん楽しんでるなぁ。今日は触るなとは言えないだろ。昔みたいにお願いするなら優しくしてやったっていい。」
汗だくの胸元を撫でてローターの当たっている先を指で押してくる。
それだけでビリビリ体が痺れるような刺激になってしまう。
「やだっ…あうっ…やっ、あっ、あっ」
性器に触れそうな所で手を止め、わざと遠回りをするように脇腹を、下腹部を撫でる。
夏彦の湿った手が体に触れている事で昔を思い出す。
気分が悪い…
「ふん…かわいくない。」
顔をしかめたのが気にいらなかったのか機嫌を損ねたようだ。
鼻を摘まれて口を開けさせられて、夏彦の性器が捩じ込まれる。
「うっ、ぐっ…」
「まあいいや。これからはこっちの仕事にも復帰してもらう。あの男との関係を続けたければそれでもいい。ただし、呼び出しには応じろ。オマエさえうまくやっていればあの動画が世間に公表される事はないんだからな。」
あの動画…
削除してくれるとあの男は言ったけど、やっぱり嘘だったんだろう。
わかっていても騙されたと思うとやりきれない。
…それでも優也が不利にならないのならそれでいい。
諦める事に慣れ過ぎていて何が自然かすら、もうわからない。
血縁のある人物に体を売る事で守れる物があるならそれは良い事なのかもしれない。
「んんっ…ふぅっ、んんっ」
「イイ所に当たったみたいだな。でもそんな刺激じゃイケないだろう?手伝ってやるよ」
後孔の入口を擦っている玩具に手をかけてグイグイと押し込まれる。
それは当たって欲しい所に少し届かなくて腰だけが揺れる。
「物欲しそうだなぁ。こっちも触ってやろうか?」
「やっ…だっ…ああっ」
ずっと放置されていた性器をヌルリと撫でられた。
それだけでビクビクと脈打ったそこからは噴き出しそうだった。
心臓が痛いくらいに脈打っている。
薬が回りきったんだ…
意識を保っているのがやっとだ。
情けない、本当に情けない…
この体はいつだって自分の思う通りにはならない…。
「イカせてもらいたいんだろ?我慢するなよ。そんなの意味ないって知ってるだろ?」
誘導するように、わざと優しく尋ねてみて、性器に軽く触れる。それだけで拘束された両手両足を置いていくように体が跳ねる。
「う、あっ、はっ…」
繋ぎ止められた体に触れる拘束具の刺激さえも快楽になる。
嫌だ…嫌、なのに…
緩やかな刺激で頭がおかしくなりそう…
「言えよ。オマエは俺の何だったか。」
口を圧迫していた感触が抜き取られても唾液がとまらなかった。
なんだったか…
何だったんだろう。
あの暖かい時間は。
浮かんでは途切れるように消えていく光景。
手が届くはずのない温もり。
「かわいそうになぁ。あの毛並みのいい男も、オマエなんかに引っかからなきゃ幸せな人生だったろうに。」
そう、か。
僕に関わらなかったらこんな危険にさらされる事もなかった…
僕のせいだ…
ふいに唇が近付いてきて無意識に顔を背けると夏彦は気が触れたように笑った。
「はっ、あっははっ、あー、そっか。残念なやつだな。ちんこは舐めれてもキスはさせないってか。昔と変わらないな。」
笑いながらそう呟いて力任せに玩具を押し込む。
「うあっ…やあっ…」
「オマエなんかが幸せな人生歩めるとでも思ったのか?なあ、なあっ」
玩具の振動を強くしてからわざとグチョグチョと音をたてて出し入れをする。
「ううっ…はっ、あっ、やっ…あっ」
敏感になっている粘膜が擦り上げられて、それでも当たって欲しいところには当たらなくて腰が揺れる。
「足りないだろ?昔みたいにお強請りしろよ。可愛がってやるから。」
乳首への刺激が強まって、思考回路が真っ白になっていく。
抗えないこの感覚を僕は嫌というほど知っている。
耐えれば耐えるほど反動のように快楽がまわってくる。
「一言認めればあの男に傷はつかなずにすむんだけどな。ま、オマエが決める事だけど」
「うあっ…うっ、ふっ…」
浅い所を玩具で責めながら非情な言葉を呟く。
ノコノコついてくるしかなかった僕が悪い…
認めれば優也に迷惑をかける事は避けられる。
「言わないのか?自分の身の安全が大事か。それなら仕方ないな」
「ちがっ…まって…」
動画を再生しようとする夏彦を止めようと声をかける。
今はそれにすがるしか方法はないだろう。
この誘いに乗らなければ本当に動画を流しかねない。
僕が正気を保っていられる間に認めるしかない。
どうすればこの状況で夏彦の気分を良くさせられるのかよくわかっている。
わかっている…
でも、言いたくない。
言いたくない、けどっ…
噛み締めた唇から血の味がする。
”これ以上傷を増やすな”
そう言ってもらえたあの時間が遥か遠くに感じる…
優也…
ごめんなさい。
もう、無理、みたい。
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