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モヤモヤ 2
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目を開けると、いつの間にか寝ていたようで、朝になっていた。
昨日のように身支度をすませ、家を出る。
いつも通り、学校へ行き、勉強をし、家へ帰る。
「……ただいま」
と家に入ると母さんが
「お帰りなさい。先生来てるから早く部屋に行きなさい?」
あぁ。今日だったか…
部屋に行くと、蓮が俺のベッドに横になって寝ていた。
「………何、勝手に寝てんだよ……」
近づいて、改めて見ると、顔も整っていてキレイだ。でも寝ているせいかいつもより幼く見える。
眼鏡を掛けながら寝ていたので、眼鏡を取る。
やっぱり、モヤモヤする………
「……………なぁ、昨日の女誰だよ…何で…俺のモノにするとか言っときながら……
本当は冗談だったのかよ………っ…」
聞こえていない事はわかっているが、伝えたいことが沸き上がってくる。
「…何でこんなにモヤモヤすんだよ………お前が女と歩いたの思い出すと……ムカムカする……
………………………………………って…俺何言ってんだ!?」
でもなんかスッキリしたな………。
「…………へぇ、俺が女と歩いるとムカムカするんだぁ……」
………………!?
「お、起きて……………うわっ!!」
目に映るのは、部屋の天井と蓮の顔。
…………………また押し倒されてるし…
「あれ、冗談じゃないから」
「……?」
「絶対、お前を……大翔を俺のモノにする」
っ……………。
じゃあ……………
「昨日の女…誰だよ…」
「昨日の女?あぁ、あれは逆ナンされたんだよ
離れろって言っても逆に腕絡めてくるし…うんざりだ…」
そうなんだ…………
「で、大翔君は、俺が女と歩いてると、ムカムカしてモヤモヤするんですか?
それってさ…………焼きもち…だよね?」
と、天使の方の口調でニコッと笑う。
…って……………は?
「い、いやいや!!!何言ってだテメェっ!!誰が焼きもちなんか焼くか!!!」
「ふーん…じゃあ、素直にならない大翔には……お仕置き2倍だな?」
何でこうなるんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!
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