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初めての?8 ※R18
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ふわりと抱きしめられて、牧野の暖かさを感じて、匂いがして。
「俺は、どうせバカだよ。」
拗ねたように言えば、牧野は「そうだな。」と言ってくすりと笑った。その様子に、少しだけムッとなってしまう。
「笑うな。」
牧野は、頭を離して目を見て言った。
「好きだ、日坂。」
「―――っ」
なんだこれ? 心臓が鳴り止まない。顔が熱いまま冷めてくれない。熱い。
高鳴って仕方がない。
ストンと俺の中に落ちた牧野の言葉。理解が追いつかない。
「入れるぞ?」
軽いキスを口元にしたかと思ったら、直ぐに下に違和感を感じた。
「ちょっ!! 牧野っ……んっ!」
指なんかとは比べ物にならない圧迫感が、侵入してくる。
「痛いか?」
心配そうに顔を覗き込む牧野。でも、その顔には、余裕のなさが現れている。
俺も男だ。その切羽詰った状態だということは知っている。
それに、痛いのはあるが、牧野とはひとつになりたい。だから、こんなの我慢できる。そう思い、横に頭を振れば、ほっとした顔をされた。
「俺も、牧野も、同じだっ……んんっ」
「お、なじ?」
「余裕がないって……こと。って!! んぁふっ!!」
いきなりぐっと奥にやられて、変な感覚が走った。さっき牧野にウィークポイントだと言われたところをかすめたに違いない。
「ここ、そんなにいい?」
「はっぁあああっんん!!」
熱っぽい顔をした牧野が、一点を狙って突き始めた。自分でも驚くような甲高い声が出る。
さっき塗ったローションのせいで、滑りはいいが卑猥な音が止まない。牧野が腰を動かすたびにぬちゃぬちゃと音がする。恥ずかしい。
「日坂」
「な、に?」
「ここ、辛そうだな。」
視線の先には、先程から牧野に握られたままで苦しそうな俺のイチモツだった。正直言えば、辛い。だが、放された瞬間イってしまう自信しかない。戸惑っていると、牧野の手が離れ、あろうことか上下に擦り始めた。
「はっ! まっまひのぉぉっ!」
ペニスからくる快楽と、中から押し寄せる快楽とが息をする暇もくれない。ギシギシと揺れるペッド、擦れるシーツの音、先走りの水音、牧野の息……
何もかもが、卑猥だ――
ボウっとなりかけたとき、牧野が言った。
「一緒に、イこう」
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