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かじゅの旅立ち
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あの和のチョンの画像が送られて来て以来
かじゅが大野さんちに遊びに行ってから
オレとかじゅの関係が変わった
つまり・・・ してない
オレと和がベッドに行く時になると 台詞覚えなきゃだからと言い来ない
オレ達が疲れて眠りに付く頃 ベッドにやって来て
オレに引っ付いて眠る
5人の仕事の時は積極的に行きたがり
外泊も増えて来た・・・
そしてオレと和とで まっったり過ごしてる夜に帰って来たかじゅは
目に涙を溜めて
か「潤きゅん、和・・・ 話があります・・・」
そう言って涙を落として 小さくて丸い手をギュッと握って拳を作って 小さな身体を震わしてる
堪らず抱きしめて背中をポンポンしてやる
潤「かじゅ 大丈夫だよ?言ってごらん?」
オレを見つめる涙を溜めた目が 涙が溢れて止まらなくなる
か「潤きゅん・・・うわ~~~~~ん!」
大泣きしてるかじゅと それを見てもらい泣きしてる和を
和「ぴっ・・・」
2人を抱きしめて この感覚を胸に刻みつける
もう・・・ 2人を一遍に抱きしめることが無いかもしれないから
薄々感ずいていたよ?他に好きな人が出来たんだなって
もうオレに抱かれてはくれないんだなって
かじゅがオレを 申し訳なさそうな目で見るのが痛かった
凄く痛かったよ?
たまにさ 鼻の奥がツ~ンとして泣きそうだった
そんな時は 何も聞かない 何も言わない和が
オレを優しく抱きしめてくれたんだ
別れって辛いよね?寂しいよね?痛いよね?
悲しくない別れなんてないよね?
オレだって本当はさ 引き止めたいよ?
でも 今のかじゅに見つめられるの・・・ 本当に痛いんだ・・・
耐えられねぇよ・・・
小さなかじゅが悩んで苦しんでいるのを見てるの
耐えられねぇよ・・・
か「潤きゅん・・・ オレ・・・好きな人・・・ 出来た・・・」
潤「うん・・・」
か「オレ・・・ここを出る・・・か・・・ら・・・」
潤「うん・・・」
か「オレでも・・・ね?潤きゅんのこと大好き・・・ごめ・・・」
潤「うん・・・オレも大好きだよ?」
か「うぅ・・・ふぇっ・・・オレ・・・ごめ・・・ごめんなさいぃ」
潤「かじゅは間違えてないよ?大丈夫だよ それで良いんだよ」
か「潤きゅん・・・優しいからオレ3日で帰って来たくなるかもよ?」
潤「うん いいよ?いつでも帰っておいで?ここはかじゅの実家だからね?」
か「潤きゅん・・・ どちて怒らないの?オレ・・・勝手なのに・・・」
潤「オレはずっと かじゅの味方だからね?かじゅに幸せになって
心から笑って欲しい」
泣きながら小さなバックに荷物を詰めて
「家の鍵返さなきゃダメ?」とウルウルお目々で見つめられて
かじゅの目がまだ返したくないと言ってるようで
潤「いいよまだ持っていて いらなくなったら返して?」
そう言うと力なく微笑んだ
家に迎えにやって来た大野さんは 家に入るなり土下座をした
智「マツジュン・・・ ごめん」
潤「・・・かじゅの事よろしくお願いします」
大野さんは顔を上げて フニャッといつものように微笑んだ
智「おうっ 任せておけっ」
かじゅと大野さんが出て行き
和が寂しいと泣くから オレも和に涙を見せないように泣いた
明日からまた笑えるように 今は涙を流す
かじゅの幸せを願って・・・
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