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紅牙side
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あー紅牙だぁ
今叶を連れて俺の部屋に向かってる。手を握ってな。
俺の部屋に行く事が嬉しいのか口元が緩んでる。可愛いな。
そんな事を考えている内に部屋の前に着いていた。どんだけ考えていたのやら。
俺はロックを解除し中に入る。
そんでそのままキッチンへ向かう。なんかあったかなぁ?と考えているとズシリと重い何かがおぶさって来た、まぁ一人しかいないからわかるがな。
紅「・・・重い。叶」
これじゃ料理作れねぇだろ。俺はため息をついた。
叶「・・・」
紅「叶」
俺が呼ぶと渋々腕を離す。顔は俯いているからわからないがなんとなくわかる。悲しそうな顔してると思う。
こいつはいつもそう。自分は何言われても平気なくせに俺の事になるとムキになって歯向かう。何故かは知らんがな。
しょうがなく俺は叶の手を引いてソファーに座った。
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